捕物出版blog

捕物出版のブログです。

テレビドラマの捕物帳

昭和20年代に非常に多く出版されていた大衆文芸誌は、テレビの登場と共に急速に姿を消していきました。

そのかわりに、昭和30年代から50年代にかけては、捕物小説はテレビの時代劇シリーズの恰好のテーマとなったのです。
大川橋蔵主演の「銭形平次」は、888回というテレビドラマとしては空前絶後の長寿番組となります。
陣出達朗氏の「新五捕物帳」は杉良太郎の主演で、昭和52年から5年間、196話が放映されています。他にも、長谷川一夫主演の半七、桂枝雀主演の浪花の源蔵、田村正和主演の若さま侍、松方弘樹他の遠山の金さん、中村梅之助主演の伝七、五代目中村勘九郎主演の池田大助、田中邦衛主演の岡っ引どぶ・・・書きだしたらキリがないほど多数あります。
この頃までは、オール讀物小説新潮小説現代などの中間小説誌や週刊新潮などの週刊誌でも、さかんに捕物小説が掲載されていました。

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