捕物出版blog

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出版社起業を考える

出版社を起業しようとして、まずは、出版業界のことを勉強し始めました。しかし、ある程度想像はしていたことですが、非常に厳しい。儲けるために始めるのではないといえ、家内からは「赤字はだめだよ」と念を押されて・・。
出版社の人たちは取次をボロクソにけなすし、新興の出版社なんて実際に取り次いでもくれない。第一、採算がまったく合いません。
いろいろ調べていて行き着いたのがプリントオンデマンド(POD)でした。これでも条件は非常に厳しいのですが、いくつかの会社を探していて、経済条件とかで、これなら何とかなるかな?というところが見つかりました。

次に、調べたのが著作権処理でした。すべてではないのですが、物故作家の多くは著作権事務を日本文藝家協会に委託しています。
なので、日本文藝家協会に電話しました。すると個人事業の出版社であっても、きちんとルールができていましたし、プリントオンデマンドの著作物使用料も(おそらく電子書籍に準じた物でしょうが)ルールができていました。
企画書を作って、申請書を作って・・・とズブの素人の私に対しても、懇切丁寧に教えていただきました。
ここで邪慳されていたら、とても起業は出来なかったでしょう。

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