捕物出版blog

捕物出版のブログです。

時代劇専門チャンネルで捕物出版の広告を放映します

10月の末のこと、時代劇専門チャンネルで「新吾十番勝負」を放映することに気づき、衝動的に思い立ったのが、捕物出版の「新吾十番勝負」の本のTVCMを出したいということでした。 捕物出版は、この秋で創業5周年という事もあり、何かやってみたいと思っては…

楠田稔「浜野晋介捕物控」を刊行しました

楠田稔氏の「浜野晋介捕物控」を刊行しました。2月20日発売です。 https://www.amazon.co.jp/dp/4909692770/ この作品は、幕末期の横浜開港場を舞台とした捕物小説で、地元紙の「神奈川新聞」に2年余り断続的に連載されたものです。ただし、著者の楠田稔氏…

著作権継承者の方を探しています

捕物出版では下記の作品の刊行を企画しており、著作権継承者の方を探しています。お心当たりのある方はぜひご一報願います。九鬼紫郎 稲妻左近捕物帖、森達二郎 相良一平捕物帳、島本春雄 振袖小姓捕物控、谷屋 充 田町の玉吉捕物帳、三好一光 清吉捕物帖、…

捕物小説を書いてみたい、出版したいという作家の皆様へ

近年は中間小説誌も減り、ましてや捕物小説はほとんど発表の場が無いのでは?とも思われる状況となっています。 さらに出版界は冒険をしなくなっていますから、売れている作家さんの本は次々に出しても、そうでなければ重版未定のまま放置されます。新人の作…

日本経済新聞電子版で紹介されました

横溝正史著「朝顔金太捕物帳」など3冊が日本経済新聞電子版で紹介されました。この3冊は挿絵入りだったこともあり、挿絵の著作権処理や文化庁の裁定処理の準備などもあって、本づくりは大変だったのですが、苦労した甲斐がありました。 https://www.nikkei…

今朝の産経新聞に捕物出版が紹介されました

今朝の産経新聞、文化欄に「オンデマンド書籍急成長」という記事が掲載され、その中で捕物出版の事が紹介されました。 なお、ネット上ではすでに12月2日に「似顔絵や捕物帳、学術書…利用広がるオンデマンド書籍」という表題で配信されています。 https://www…

初めての裁定処理が一段落しました

11月25日に発売予定の横溝正史「不知火捕物双紙」には、昭和12年の講談雑誌に初出時の伊東顕氏の挿絵を用いています。ところが伊東顕氏は生没年さえも判らず、著作権継承者も不明でした。そこで文化庁の裁定制度を経て、挿絵を掲載することにしました。9月の…

横浜市立中央図書館に弊社の単行本8冊を献本しました

昨日、横浜市立中央図書館に本を借りに行ったついでに、弊社の単行本8種類を献本してきました。これが3回目の献本で、最新刊の横溝正史著「左門捕物帳・鷺十郎捕物帳」までが含まれています。 ただ、図書館側の登録作業が遅れていて、現在貸し出しが行われ…

横溝正史 捕物小説集を3巻出版します

横溝正史氏の捕物小説としては人形佐七が著名ですが、その他にも多数の捕物小説が執筆されています。 横溝氏の最初の捕物小説の「不知火捕物双紙」や、太平洋戦争末期の「講談雑誌」に連載された「朝顔金太捕物帳」、これまでまったく単行本に所収されたこと…

著作権継承者の方を探しています。 捕物出版では下記の作品の刊行を企画しており、著作権継承者の方を探しています。 お心当たりのある方はぜひご一報願います。 九鬼紫朗 稲妻左近捕物帖 森達二郎 相良一平捕物帳 島本春雄 振袖小姓捕物控谷屋 充 田町の玉…

本日の朝日新聞に捕物出版のことが掲載されました。

本日の朝日新聞に捕物出版のことが掲載されました。

本日の朝日新聞朝刊、別冊の「be」に連載されている「サザエさんをさがして」のコーナーは、「捕物帳」というタイトルで、「埋もれた名作、掘り起し」というサブタイトルがついた記事となっています。その中で捕物出版の取り組みが紹介されました。七之助捕…

Amazon、PODの翌日配達を中止?

4月1日発売の「若さま侍捕物手帖」第2巻は、何人かの方への献本を含め、すべて4月1日の発売日に無事に到着したので、PODの本の印刷・製本の工程のトラブルも一段落したのかと、一安心していたのですが・・・。今日、Amazonの販売ページを見たら、「通常4日…

発送遅延のお詫びと、Amazonの虚偽説明について

Amazonのプリントオンデマンドが正常に機能していない状態が、ここ数週間続いています。残念ながら3月20日発売予定で予約注文が受け付けられていた「遠山の金さん(下巻)」も結局3月20日には出荷されませんでした。読者の皆様には、度重なるAmazonの出荷遅…

3月9日付の日本経済新聞、読書欄の「活字の海で」で、捕物出版の活動のご紹介を賜りました。 www.torimono.jp

段組み、ヘッダー、フッター、余白の設定など、wordの使い方には習熟してきたものの、やはり、個々のケースで悩むことはしばしばあります。写真は納言恭平さんの七之助捕物帖のある一節です。右端の行の、「まいらるべくそうろう」、返り点があってルビ付き…

TrueTypeフォント作成ソフトで文字を作成

いつも使い慣れているwordですが、縦書き、ルビつきの作品ですと、これは厳しい。 だまってルビをつければ行間が滅茶苦茶になります。これは、行間を固定値にすれば防げますが・・・。また一つの漢字に2文字までならルビはすんなりおさまるのですが、3文字…

見本誌の作成を思い立つ

屋号も決まり、出版社開業の前段階が一通り終わって、いよいよ本作りに着手しました。まずは見本誌を作ってみようと思い立ったのです。というのは、プリントオンデマンドで出版されている本の大半は実用書で、小説の本はほとんどありません。いったいどんな…

屋号を決める

次に調べたのは、ISBNコードの取得でした。ISBNコードの発行管理は日本図書コード管理センターというところです。電話で問い合わせてみたところ、個人事業の出版社でも、申請は可能だとのこと。「個人名よりも屋号とかを登録していただく方が良いですよ。た…

出版社起業を考える

出版社を起業しようとして、まずは、出版業界のことを勉強し始めました。しかし、ある程度想像はしていたことですが、非常に厳しい。儲けるために始めるのではないといえ、家内からは「赤字はだめだよ」と念を押されて・・。出版社の人たちは取次をボロクソ…

消えた直木賞

昭和の頃には、捕物帳はテレビドラマも多数つくられ、文庫化も進んでさかんに版を重ねていたのですが、しだいに状況が変化してきました。 本ばなれが進みだして出版業界を取り巻く環境が厳しくなると、文庫本はどんどん絶版となるように変化しました。 もう1…

テレビドラマの捕物帳

昭和20年代に非常に多く出版されていた大衆文芸誌は、テレビの登場と共に急速に姿を消していきました。 そのかわりに、昭和30年代から50年代にかけては、捕物小説はテレビの時代劇シリーズの恰好のテーマとなったのです。大川橋蔵主演の「銭形平次」は、888…

捕物小説全盛期

テレビが無かったころには、家での余暇の過ごし方、というか、暇つぶしの手段の一つが読書でした。戦後、百誌近くの大衆文芸雑誌が刊行されていた背景には、そのような事情があります。これは昭和29年11月16日の読売新聞1面の書籍広告欄に掲載された「増刊読…

初出誌の調査から

推理小説は若いころから好きだった筆者ですが、捕物小説の面白さを改めて実感したのは銭形平次でした。青空文庫には銭形平次捕物控が多数公開されていて、通勤電車の中でスマホで読むことができます。 銭形平次捕物控の多くは読切の短編なので、電車に乗って…

捕物出版は、かつては国民的人気を読んだにもかかわらず、絶版になって久しい捕物小説を発掘し、再び世に出すことを目的として起業した、個人事業の矮小出版社です。 捕物出版の公式サイトにはなじまない、一人出版社の起業やプリント・オン・デマンドによる…